08年北京オリンピック(五輪)のケイリンで銅メダルを獲得した永井清史(38=岐阜)が、A級準決4Rでバック3番手まくりで快勝した。

A級戦は04年にS級昇格して以来、17年ぶり。初戦の松山ミッドナイトでは未勝利に終わっただけに「調子はいいとはいえないが、A級降級後の初1着でほっとしました」と安堵(あんど)した。

五輪といえば、メダリストとしても血が騒ぐ。「五輪は毎日テレビ観戦しているし、早く自転車競技も始まってほしい。僕は注目されておらず、プレッシャーもなかったけど、今回の脇本(雄太)君と新田(祐大)君は期待されているだけに大変だと思う。でも地の利もあるし、大丈夫だと思う」と、先輩メダリストとしてエールを送った。

中部単騎となった決勝は、静岡の同期石橋慎太郎がマークを主張。06年京王閣G2ヤンググランプリ以来の連係策で、復活ののろしを上げるか。