今期、初のチャレンジ降格となった中村美千隆(45=兵庫)が、復調の波に乗っている。

昨年の落車で骨折した右肘は、今でも曲がったままだ。それでも「この体でもやっともがけるようになった。1着が取れだしたし、チャレンジ戦も何とかこなせてます」と表情は明るい。

降格初戦で新人の先行をまくれなかったことが教訓となり「自力でも番手でも前にいること」が身上だ。

予選5Rは、同県の後輩、松本琢也が前回りを買って出た。先行のスペシャリストだった中村の前を走る以上は、積極的に動くはず。中村が絶好の展開をものにする。