連続落車の憂き目に遭っている高橋秀吉(38=秋田)が、元気に松戸入りした。

昨年8月、西武園準決での落車で、右手首を負傷。TFCC損傷という、手首をひねるなど靱帯(じんたい)と軟骨。「治りが遅くて時間がかかったんです」。11月24日の小田原で実に470日ぶりに復帰したが、最終日に再び落車。ただ、幸いに軽傷で出場を決めた。

「前回は自転車との間合いとか、レース勘が駄目。感覚が気持ち悪かった」と振り返った。ただ、コースを突く動きを見せるなど、決して悲観する走りではなかった。「番手を回れたり、400バンクとかなら、もう少しやれそう」と、密かに手応えもある。今回も33バンクだが、予選6Rは竹内優也の番手回り。波乱の使者となれるか。