前田将太(34=福岡)が逃げて、キャリアハイになる今年5度目の優勝を飾った。

コンマ14のスタートから先マイを決め、攻めてきた枝尾賢と山田哲也を振り切った。低調機シリーズの中、複勝率43・2%の42号機を、チルト0・5度仕様で仕上げてきた。「チルトはどうかなと思っていたが、ピット離れも良かったし、足は良かったと思います」と振り返った。

今年は1月若松ミッドナイト制覇に始まり、2月三国、4月下関&大村と積み重ねてきた。「年間5回は初めて。でも、5回ではクラシック(出場)は厳しい。SGでも頑張ります」。半年足らずで自己最高を超えた前田が、好調を維持したまま、次節のからつSGグラチャン(21~26日)に乗り込む。