11Rに出走する北井佑季(32=神奈川)は5月26日にS級特昇。ここまで6場所走って1着8回、2着3回、3着2回、着外5回の成績。予選は6戦5勝で、決勝にも早くも3度進出した。前回大宮の決勝3着が最高成績だが、いつS級初優勝してもおかしくない先行パワーと、それを導く「足」がある。
「大宮の3着はそれなりの手応えがあった。そろそろ優勝したいと思っています」と言うが、大口をたたいているわけではない。「足」に自信があるから出た言葉だ。119期の新鋭ながら年齢は32歳。ここまで遠回りしたのはJリーグで約10年プレーしていたからだ。J1出場はないが、最初に入団したFC町田ゼルビアなどJ2、J3でFWとして活躍した。競輪では先行。前で戦うのはお手の物ということか。
19年3月に現役引退を発表。元Jリーガーで競輪に転向した河野淳吾(40=神奈川)を紹介してもらい、アドバイスを聞くとともに、河野の師匠の高木隆弘に弟子入りした。約半年の練習で養成所に合格。タイムトライアルで成績優秀者に与えられるゴールデンキャップも獲得したが、レースは不得手でわずか1勝しかできず55位の成績だった。
「小さいレースはしたくないんで、このまま先行というスタイルを貫きながらトップを目指したい」。今回の岸和田はビッグネームが多数いるが、北井が決勝に進出し大波乱を呼ぶかもしれない。





















