予選8Rを走る佐伯亮輔(28=岡山)は今回が失格による4カ月以上の欠場明け。通常なら「様子見」なのだろうが、真っ黒に日焼けした顔を見ると、どのぐらい練習したかを察することができる。

「前より体が大きくなって脚力も上がりました。師匠の河端朋之さんに教えられ、長い距離を踏む練習から、トップスピード重視に変えました」。河端朋之といえばずっとナショナルチームで活躍していたスプリンター。お手本として、これほどの選手はいない。「この4カ月は競輪人生を見つめ直す意味でも貴重な時間となりましたよ」。欠場明け初戦から狙ってみる手も。