S級決勝に6車と大挙した北日本勢は二手に分かれて優勝争いする。

青森トリオは地元S級初Vが懸かる嵯峨昇喜郎を先頭に、番手と3番手はそれぞれ箱田優樹、佐藤和也が固めて結束。他の3人は照井拓成が自力勝負を志願したため、佐藤一伸と竹村勇祐が順に後位を固めていく。

照井拓成(26=岩手)は青森勢と同支部でも、別線で戦う動機は「初のS級決勝だし、力を出し切りたい」と話した。予選はイン粘り、準決は藤根俊貴マークから決勝にたどりついた。自在性をアップし、また「後ろは後ろでやることが多く大変」と経験を積んだ。決勝はやはりこれが本職とばかり積極策。必ずや見せ場を作る。