地元東龍之介(32=神奈川)が今年初優勝に照準を合わせた。

準決12Rは、前を任せた山岸佳太が別線に合わせられると見るや、俊敏に斜め内に切り込み、鋭く2着まで追い込んだ。初日特選では単騎で先行の番手を奪い、そこからまくって快勝と、連日の動きが光る。「今回は練習から感じが良かった。今日(2日目)も足に余裕があったし、重たいところ(内)を走っても勝ち上がれた。波に乗れていると思う」と納得の表情を浮かべた。

川崎は今開催を最後に約1年間の改修工事に入る。唯一の地元選手として、ラスト開催は何としても優勝したいところ。直前の名古屋G2共同通信社杯では同県の郡司浩平、内藤秀久、和田真久留が決勝に進出、郡司が優勝と大活躍した。「自分も続けるように」。気合をみなぎらせた。