3月にG2「第7回ウィナーズカップ」を優勝した松浦悠士(32=広島)が1日、ホームバンクの広島競輪場で行われた「広島競輪ファン感謝祭2023」に登場して優勝報告会を行った。「縦横無尽に走れるのが自分の良さ。ウィナーズ最終日の走りが理想だし、強い人がいる中で結果を出せたのが良かった」と心境を語った。

その後のトークショーでは、自身を成長させてくれた広島バンクの思い入れを熱弁。「A級時代には落車もいっぱいしたし、危ないレースもあった。周りからも、ここまで(強く)なるとは思わなかったって言われます(笑う)」と苦い過去を振り返りながら「意識改革が一番でしたね。広島記念を取りたいという思いが強かったし、自分の中でしっかりやるべきことをやってこれた。記念を取れたことで、次に進めたかな」と心境を語った。

広島競輪場は、今回のイベント終了後に改修工事に入り、25年に「アーバンサイクルパークス広島」として生まれ変わる。「広島でG1を開催して欲しいし、その時には強い姿で帰ってこられるように頑張る。(SSの)赤いパンツで(グランプリチャンピオンの)白いユニホームなら、なおいいですね!」と決意表明すると、詰めかけたファンから、この日一番の歓声が起こった。