比嘉真梨代(34=沖縄)は、4月があっせんしない処置で、今月から戦列復帰となる。

「レースが久々で、何からやっていいのか…」と自転車を前にして悪戦苦闘しながらも、「競輪にはオフシーズンがないですからね。リフレッシュもできたし、神様が休めって言ってくれたのかな」とポジティブにとらえる。

比嘉と同じく、4月があっせんしない処置となった橋本佳耶(27=熊本)と一緒に「あっせんが止まったコンビで写真を撮ってください!」と、悪役レスラーばりのポーズを決めるなどノリノリ。そこに巻き込まれたのが、今節最年長の松尾智佳(35=愛媛)だ。

松尾は1カ月間に過度けん制の重注を3度、受けたため黄檗山での特別指導訓練を課せられた。「6日間、自転車に乗れずで、黄檗山から平等院まで6キロの歩行訓練もあって疲れましたよ…」と、元気な2人の間に挟まれて、ぼやきが止まらなかった。