地元・栃木勢に宇都宮G3を奪還するチャンスがやってきた。

関東の次世代エース真杉匠(24=栃木)が決勝12Rで、60周年(09年6月)の神山雄一郎を最後に遠ざかる地元勢の大会制覇に挑む。同じ特選組の坂井洋や長島大介、神山拓弥が準決で脱落した状況に「狙う!」と意気込んだ。

自身3度目のG3制覇へ、しっかり備えてきた。前検日は午前中に宇都宮市内のジムでウエートトレを行い、レースでは豪快なスパートを連発。特選で新山響平をたたき切り、2予は逃げ切り、準決は力ずくでまくった。

そして決勝は関東のホープ山田雄大に前を任せ、後位はかつてG3優勝をもたらした佐々木悠葵が固める。「山田君から前で頑張る意気込みを聞いて、目標にする。初連係です」。

絶好のチャンスを逃さない。