日刊スポーツ新聞社制定「第38回ボートレース年間三賞」の各賞受賞者が決まった。最も活躍した女子に贈られる特別賞は遠藤エミ(35=滋賀)が2年連続3度目の受賞となった。

式典は2月2日に東京・品川プリンスホテルで行われる。

遠藤エミが2年連続3度目となる特別賞を受賞した。昨年の優勝は2度に終わったが、8月のプレミアムG1レディースチャンピオン(津)を優勝。最強女子レーサーとしての貫禄を示した。それでも、「昨年は津を勝っただけで、大きなレースであまり舟券に貢献できなかったです」と反省を交えて振り返った。

今年の目標については「目の前のレースを1走1走走って、その上で(SGなどの)大きなレースにつなげていきたいです」と普段通りのスタンス。24年も入念な準備を怠らずに、水面で最高のパフォーマンスを披露する。

◆遠藤エミ(えんどう・えみ)1988年(昭63)2月19日、滋賀県生まれ。102期生として08年5月のびわこでデビュー。22年3月の大村クラシックで女子初となるSG制覇を達成した。G1は通算3度V。同期には河合佑樹、山田康二、前田将太らがいる。154センチ、47キロ。血液型A。

◆特別賞 22年の遠藤は史上初の女子レーサーによるSG制覇を成し遂げた。23年はSGでの活躍こそ目立つことはなかったが、女子プレミアムG1は8月の津レディースチャンピオンを優勝、年末の多摩川クイーンズクライマックスでは浜田亜理沙に次ぐ準Vと、年間を通して女子戦線をリードした。もちろん獲得賞金も守屋美穂を抑えて女子トップ、文句なしの2年連続受賞となった。