尼崎ボートの最終日で「あすチャレ! ファミリーアカデミー」(主催:日本財団パラスポーツサポートセンター)と題して、現役パラアスリートと子供が一緒にゲームを楽しみながら、視野を広げて未来へのきっかけとなるイベントが行われた。

当日は親子9組22人、現役パラアスリートからパワーリフティングの山本恵理と、2度のパラリンピックに出場して、10年のバンクーバーパラリンピックでアイススレッジホッケー銀メダリスト、パワーリフティングでも活躍する馬島誠が参加した。イベントはクイズを楽しみ、車いすや、視覚障害者の方への誘導体験。

さらに、ボートレースがどんなスポーツかを紹介。参加者は「ふつう」と「ちがい」との世界を体感した。

イベントに参加した山本は「パラスポーツは共生社会です。1人、1人の違った認識を考える。家の中でもお互いを認め合うことを考えてもらいたいです」と話すと、馬島は「子供だけでなく、親子で違いを認め合うこと。また、パラリンピックなどで経験したチームスポーツの良さをより広まってもらえたらいいですね」と、参加した親子に向けて伝えたいことを話した。