12Rで優勝戦が行われ、佐藤隆太郎(29=東京)が2コース差しで突き抜け優勝。当地は2度目、通算では9度目のVを飾った。2着は宮田龍馬、3着に井本昌也が入った。

佐藤はルーキーシリーズの今節、地元の平和島でオーバーエージ枠での参戦。前検から一貫して「優勝しか狙っていない」とコメントしていたが、「特に地元だし、気合を入れていきました」。さすが格上、優勝戦でさらっと有言実行してVをさらった。

2コースから1周1M、イン井本の先マイをきっちりターンマークすれすれに鋭い差しを入れ、一気にバック先頭に立ってそのまま押し切った。「1周1Mはしっかり差すことだけ考えて、いいところに入れました。(優勝戦では)チルトマイナスに下げたんですが、今節一番合ってる状態でいけたので良かったです。(舟が)向きながら押す感じもあった」。しっかりと調整を合わせて臨んで、きっちりと結果を残した。

これで今年2度目の優勝。近況は勝率7点を超す好成績だけに当面の目標をボートレースダービー(審査期間は前年8月~当年7月までの勝率上位)、ボートレースクラシック(出場資格はSG、G1、G2覇者および年間V数上位)でのSG初出場へと置いた。さらに「平和島はゴールデンウイーク開催とG2モーターボート大賞のあっせんも頂いているので、また優勝できるように頑張りたいと思います」と平和島でのさらなる活躍をすることがSG初出場により近づくことも十分、意識している。

今後のあっせんも津、三国と「ルーキーシリーズ」のオーバーエージ枠参戦が続いている。今の佐藤の勢いなら4月も好調キープで勝率アップ&年間V数増加が期待できる未来しか見えない。