柳原真緒(26=福井)が、かつての輝きを取り戻そうとしている。4着に終わったガールズコレクション(ガルコレ=24日、取手競輪G2ウィナーズカップの番組の1つとして開催)から中3日の強行軍で、今場所に参戦してきた。

ガルコレでは、最後の直線で勢いよく伸びたものの、確定板には届かなかった。外からまくった児玉碧衣の追走から勝機をうかがったが、優勝した坂口楓華との距離は縮まらなかった。柳原はレースを振り返り、「仕掛けるタイミングを迷ってしまって‥‥3コーナー過ぎからでしたが、あれでは遅かった。結果的に、足を残したまま終わってしまった」と悔やむ。

柳原は一昨年のガールズグランプリ女王でもある。それを前提に、「あの当時だったら?」と質問をしたら、「もう、2コーナーから行っていたと思う」と即答した。当時と今を比べて、足が落ちたわけではない。ただ、「踏み出すタイミングで悩む」「考えてしまって、遅れてしまう」。トップ同士の対戦になると、この状況に陥るときがある。

それでも、近況は大きな変化があった。同郷の後輩、仲沢春香(22)が今年、卒記クイーンに輝いた。最近は一緒に練習する機会も増えて、「いい練習になってます(一緒にもがいた後に)バンクに入ったら、軽く感じたほどでしたから」と、足にも相当、刺激が入った様子だ。まずは立川バンクから、女王復活劇をスタートさせる。