今節は田中茂(48=飯塚)、田中崇太(23=山陽)が親子で参戦中。どちらかの地元で一緒になることはあったが、遠征先での同時あっせんは今回が初めて。日本選手権(06、08年)2度制覇などSG4度優勝の父と、2級車で頭角を現しつつある37期の息子。親子でオートレーサーという点について、どう思うかなど対談形式で聞いてみた。
-率直に息子の崇太さんがオートレーサーを志望した点を父の茂さんはどう思っていたのですか
田中茂(以下、茂)「息子がオートレーサーになるって言った時は正直、うれしかったですよ。まあ全然、自分の2級車の時より早いよ、まじで」
田中崇太(以下、崇太)「でも、父とは性格とか考え方とかは違ってて…」
茂「崇太はよく考えて行動するタイプ。石橋をたたいて渡る。自分は石橋を壊しながら渡るタイプ、それで橋から落ちるという」
2人(笑い)
茂「自分は(デビュー時は)目標は最初は低くしていた。上っていく目標に対して1つずつクリアしていくタイプでした」
崇太「(デビュー前に目標をSGグランドスラム&100Vを挙げたことに対して)あれは、あえて自分は目標を大きく言っただけです。選手になってから直近の目標は、今はSGオートレースグランプリが出場ポイント(優勝戦進出でポイントがもらえる)的に、もしかしたら出られるかも、なので2級車のうちにSGに乗りたいというのも、1つの直近の目標ではあります。あとは2級車のうちにハンデを主力の20メートル前までに下げたいです」
茂「崇太は手がかからないタイプでちゃんとしてる。俺とは違う(笑い)」
崇太「ここまでを振り返って? 最低限までは来ていると思うんですが、同期と比べるとめっちゃ駄目で負けてますね~」
-親子ですが、宿舎は同部屋が多いのですか
茂「(宿舎でも)家と一緒っすよ。だいたい同じ部屋に入れさせてもらったり」
崇太「整備グループの派閥も一緒なんで」
茂「家族旅行もよく行ってたから、その延長線上だって? そうかもね(笑い)」
2人「そうそう」
茂「家で崇太とも一緒に酒を飲みよるんですよ」
崇太「結構、飲めるようになったっす。だんだんと…」
茂「なんか、親っていうより自分が兄ちゃんみたいな感じで(笑い)。それは変わらないですね」
崇太「家でも一緒、レースへ行っても部屋も一緒(笑い)」
-崇太選手からみて父に対して尊敬できるところは
崇太「自分は負けたらいろいろと考えてしまうので、(気持ちの切り替えが早い)父がうらやましいです。ただ、それは自分の短所でもあるけど長所でもあるので。それと父がうらやましいのは、やれって言われて、すぐできることですね! 同期だと浅倉樹良、福岡鷹とかがそんな感じです。自分は1個1個を地力をつけてクリアしていくタイプなので…」
茂「崇太は、今は形とかを覚えて、いけばいいのではないかなって。1級車で同じ競走車に乗ってからが勝負ですよね」
崇太「1級車になって、一緒になったらすぐに(父は)抜かしたいですね!」
茂「まあ、一緒に走りたいですね」
崇太「優勝戦、でね」
茂「こないだのSGオールスターで伊藤正司選手、伊藤正真選手が親子でおったじゃないですか。SGで一緒に出たいね~。それでSGの優勝戦で一緒に乗れたら、ですね!」
ちなみに今節2日目は父・茂が5着、息子の崇太は8着だった。崇太は「初日で勝てなかったのが全て。2日目は序盤でタイヤを使ってしまって…」と、勝ち上がれなかったことをとても悔やむなど、負けず嫌いなところは父に似ているかも。父は「キャブを調整したけど全然合ってなかったから、電気位置を調整し、練習で乗ってみる」とのこと。
3日目は田中茂が10R、田中崇太は3Rに出走する。将来的に同じレースで出走することができるように、納得のいくまで競走車を整備し、仕上げていくスタンスは、さすが田中茂のDNAを受け継いだ息子・崇太といった感じだった。





















