昨年まで5年連続でS級S班だった佐藤慎太郎(48=福島)が復権へ懸命になっている。

特選2・4Rで今年のG1初勝利。逃げた山岸佳太を追い、伊藤旭のまくりをブロックすると、返す刀で差し切った。らしさ全開のプレーにファンから慎太郎コールが起こると、何度もガッツポーズで応えながら引き揚げた。

取材ゾーンでは、うれしさともどかしさが入り交じる受け答え。ワンツーを決めた山岸佳太と健闘をたたえ合った後に、「あと10年ぐらいできそうだね」と笑い、「声援がグッときた。頑張らなくてはと」とファンに感謝した。

そして「出力が下がっている。自分の力が落ちている。前のようになるまでどれぐらい時間がかかるか。まあ、日に日に良くなっていく」と頼もしい言葉も聞かれた。

今年は1月にF1戦で決勝2着、完全Vと好スタートを切ったものの、松阪G3決勝の落車で骨盤骨折など重傷を負った。車いすを使う入院生活は2カ月にも及んだ。

直前に伊東アドバンスで復帰し、この大一番は特選スタートも苦戦続きだった。それでも白星締めに復調への期待を抱かせる。次走は宇都宮G3(15~18日)。