ウオッカ気配万全負けちゃダメ/Vマイル
<高橋悟史の3連単儲け話:ヴィクトリアマイル>
女王が復活する。高橋悟史「3連単儲け話」は、ウオッカに◎。ドバイ遠征帰りだが、馬体が減っていた昨年とは雲泥の差。完ぺきな最終追いを消化して、リベンジの態勢を整えた。負けるシーンは考えない。3連単は(6)の1着固定で勝負する。
ウオッカは負けない。枠順が確定するまでは大外枠に入った時がどうかと思ったが、3枠6番と絶好枠をゲットした。内でタメが利く。死角はない。
海外帰り初戦だが、肝心の状態面は万全だ。武豊騎手が騎乗して2週連続きっちりと追い切られた。手綱を放してからの反応はシャープで、フットワークも豪快そのもの。むしろ前向きすぎて引っ張り切れないほどのパワーだった。ドバイで2戦したが、体はふっくらしてさびしく見えた昨年とは大違い。間違いなく力は出せる仕上がりだ。
ドバイデューティフリーは7着だったが、折り合ってスムーズに2番手を追走。逃げ馬をとらえ切れなかったが、後続にかわされたのはゴール寸前だった。早くから馬群にのみ込まれた惨敗ではない。昨年のこのレースは478キロと過去最低の体重だった。武豊騎手も追い出しをぎりぎりまで我慢して、最後は勝ち馬に3/4馬身差まで詰め寄った。ゴール前で同じ脚色になったのは体に余裕がなくガス欠気味になったから。今年の張りのある体なら大丈夫。好位につけるにしても中団から差すにしても必ず届く。
この後は安田記念へ向かう。そして状態面によっては宝塚記念へ。昨年の安田記念で圧勝していることを考慮すれば、ここで負けるはずがない。ドバイからヴィクトリアマイルという臨戦過程も昨年に続く2度目なら馬も学習している。手順を分かっている今年なら昨年のように負担になることはない。昨年はドバイ出発前から負担が大きかった。出国検疫は馬インフルエンザの余波で、京都競馬場で行われた。滞在する馬の数も少ない。普通の遠征以上に厳しい条件だったというわけだ。
今年は東京競馬場に到着した時の気配も万全だった。落ち着いた様子で馬房へ。8回目の東京で勝手を知る場所だ。中田助手は「輸送は大丈夫。昨年と比べても体が全然違う。状態に不安はない」と語った。悠然と馬運車を降りる姿には風格が漂う。雨が降る可能性もあるが、気持ちが強いウオッカなら多少ノメッてもあきらめずに走れる。
荒れまくる春のG1戦線だが、ウオッカが勝たないでどうする。相手関係はかなり楽になる。負けちゃダメな舞台だ。勝つ姿だけを見たい
[2009年5月17日8時46分 紙面から]
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