川崎フロンターレの3選手がJ1史上2例目の快記録なるか注目だ。FW小林悠(31)、MF阿部浩之(29)、MF斎藤学(29)の3人はそろって2試合連続ゴール中。31日の広島戦も「そろい踏み」となれば、12年の第11~13節に磐田のFW前田、MF松浦、MF山田が達成して以来7年ぶり、J1史上2例目の同一トリオによる3試合連続ゴールとなる。

前線3人のゴールでチームは2試合連続3得点勝利となったが、その後方の位置から好パスを配球しているのが、これまで控えだったMF下田だ。主力のMF大島をけがで欠く中、ボランチとして2試合連続フル出場し、3人にそれぞれ1アシスト。2試合の総パス数はチーム最多203本を数え、成功率は92・6%に達する。移籍2年目の27歳ボランチがフル出場した試合はこれで4試合全て3得点勝ち。ゴールを呼ぶボランチの台頭とともに、実績のある3人のアタッカーも調子を上げている。【石川秀和】