<高校サッカー:星稜4-0京都橘>◇準決勝◇11日◇国立

 優勝候補の京都橘が準決勝で敗れた。前半3分に立ち上がりの一瞬のスキを突かれ先制を許すと、後半に攻めに出て前がかりになった裏を狙われて失点を重ねた。

 J1名古屋入りが決まっているエースFW小屋松知哉(3年)もマンマークをつけられたこともあり不発。

 前回大会で準優勝し、今大会は悲願の優勝を目指し順調に勝ち上がったが、決勝を前に相性の良かった星稜(石川)に大敗。米沢一成監督(39)は「最初の失点でどうしても浮足立ってしまった。勢いで勝ち上がった前回大会、その後マークされ続けた1年。その中で全国に出られたこと、そして国立まで勝ち上がったことで選手は成長したと思う。もう少し僕に指導力があれば違う結果になったかもしれないので申し訳ない気持ちもある」と話していた。