日本は今日5日(日本時間6日午前8時)、初優勝した11年ドイツ大会、銀メダルに終わった12年ロンドン五輪に続き、米国とのW杯決勝戦に臨む。

 佐々木則夫監督(57)が米国戦勝利への3カ条を挙げた。「技術、連係連動、切り替えの速さ。この3つは我々のほうが上。米国の良さはパワーに組織的な要素も含まれてきたこと。勝とうという意識は互角だが、厳しい時に我慢できるのは我々の勝る要素。勝機はある。勝つ準備はできている」と自信の表情を見せた。

 今大会に入って初めて、練習を公開した。パス回しを中心に約1時間半、選手も終始リラックスした表情だった。指揮官も「もう、俺の仕事は終わりだな」と万全の仕上げを強調。だが、終了後にボールを使って、さらに練習しようとした宮間、鮫島らに「お前ら、やめろって」と、少し強い口調で引き締めることも忘れなかった。監督としても、最後のW杯になりそうだ。「アメリカには、なでしこジャパンを成長させていただき、感謝している。いつもファイナルで当たる運命も感じる。世界の女子サッカーの発展に寄与できる試合になればいい」と話し、決戦に挑む。