日本代表DF昌子源(24=鹿島)が6日、7日の国際親善試合シリア戦に向けた公式練習に参加した。

 W杯ロシア大会アジア最終予選イラク戦(13日、テヘラン)を想定したシリアとの実戦へ、会場の東京・味の素スタジアムで冒頭15分公開の最終調整した。

 センターバックは国際Aマッチ出場41試合の常連、森重真人(30=東京)が今回は選外。同2試合と経験が浅い昌子が先発に抜てきされる可能性がある。その中で「まだ誰が出るとかハッキリ言われてない」とした上で「森重君が選ばれてないということは、槙野(智章)君にも僕にも(三浦)弦太にもチャンスがあるということ。期待されているし、今回はセンターバックが注目されているポジションだと思うので、しっかり準備したい」と意気込んだ。

 鹿島の大岩剛新監督が見学に訪れた中、トレーニングを終えた昌子は「剛さんから『鹿島は(監督が交代し)大変ではあるけど、こっちのことは気にしなくていい。代表に集中してくれ』と言ってもらった。信じて頑張りたい」。鹿島では守備の要として昨季のJリーグ制覇に貢献しており「変にアピールしたり、変わったことしようと思わず、Jリーグでやっていることを出せれば。自然体で、いつも通りプレーすることが(無失点への)近道だと思う」と自信を見せた。

 先発すれば、不動のDF吉田麻也とコンビを組むことになる。「もし試合に出れば一緒にやるのは初めてですね。ただ、自分は鹿島でもいろんな選手と組んできたので、合わせることには自信がある。はるかにレベルが高い選手ですが、話し合ったり聞いたりしながら、いい関係を築ければ」とコンビネーションを高めるイメージを膨らませた。

 15年3月31日の国際親善試合ウズベキスタン戦以来2年ぶり2度目の先発なるか。昨年のクラブW杯決勝Rマドリード(スペイン)戦でFWロナルドと渡り合った24歳は「ハリルホジッチ監督は無失点にこだわってますし、チャンスをもらえれば完封したい。スコアが5-1でも3-1でも、失点したら、しっくりこないので」とシャットアウトの準備だけに集中する。