【テヘラン9日】サッカー日本代表は9日、W杯ロシア大会アジア最終予選B組のイラク戦(13日)が行われる当地に到着した。イラクの政情不安による中立地での開催だが、7日に起きた同時テロの影響で厳戒態勢の中、約1時間15分の練習で調整した。

 練習はスパイクも履かず、約1時間15分の軽めのメニューで終了した。7日のシリア戦で足を打撲したMF山口が「右下腿(かたい)の痛み」が引かず、宿舎で治療に専念。DF長友は「右内転筋の張り」で冒頭のランニングを途中で切り上げて控室に戻った。強い日差しを浴び、珍しく黒い帽子をかぶったハリルホジッチ監督は「東京ではあまり見えなかった太陽が出ている。皆さん、日本に戻ったら『地中海に行ってきた』と言えばいい」と口も滑らかだった。