日本はMF中村敬斗(17=三菱養和ユース)のゴールで先制するも、終盤に追いつかれて引き分けた。E組2位となり、1次リーグ突破が決まった。

 2点目が遠かった。前半7分の先制後も中村の右サイドを中心に攻勢を強めたが、数多くのチャンスが追加点に結びつかなかった。そうこうしているうちに、後半38分に右CKから失点。同27分からはエースFW久保建英(16=東京ユース)を投入も、ゴールは最後まで奪えなかった。

 この日は11日のフランス戦からスタメンを9人入れ替えて臨んだ。なかなか歯車がかみ合わないまま90分を終え、森山佳郎監督は「2、3人を替えるのでなく(チームの)背骨から全部替えて構築することの難しさをひしひしと感じた」とふり返った。

 ニューカレドニアはここまでの2試合で12失点。ターンオーバーで臨んだとはいえ、1-1のドローはもの足りない。指揮官は「この試合での『ちくしょう』という思いを今後見せてくれるでしょうし、ベンチで見ていた選手も歯がゆさがあったと思う。(決勝トーナメントは)ポジティブに、すべてを出し切る試合にしたい」と語った。