日本代表のMF今野泰幸(34=G大阪)が、個人の能力について熱く語った。

 W杯ロシア大会初戦で当たるコロンビア戦を念頭に、W杯ブラジル大会での経験を元に「個が大事だと思います。(ブラジル大会での)コロンビア戦では、中盤での球際で全部持っていかれた。速いし、差を感じた。デュエルの部分ももっと上げないとだめだし、チームももっと緻密にやれないと」と、言葉に力を込めた。

 今野は今年3月のW杯アジア最終予選のUAE戦で2年半ぶりのゴールを挙げ、ハリルホジッチ監督の信頼も厚い。その後左足小指骨折も経験。11月の欧州遠征には選ばれなかった。今回の招集についても「いい選手が入るだけ。悪い選手が外れるのは当たり前。そういうところ」と言い、ベテランらしく代表メンバーを巡る競争の激化を冷静に受けとめていた。