DF槙野智章(30=浦和)がウクライナ戦で、1度は同点に追いつくヘッドを決めた。試合後、槙野は「本戦を見据える意味でも、ボールを保持できない時間がある中で、セットプレーで決めきることが必要」と、ワールドカップロシア大会を見据えた上で自らのゴールの意義を強調した。

 槙野は1点を追う前半41分、MF柴崎岳(25=ヘタフェ)が左サイドから放ったFKをゴール前でバックヘッド気味に右側頭部で合わせ、GKの手を弾きゴールネットに突き刺した。

 後半24分に勝ち越しを許し、敗れたが「まぁ…結果は残念なことになりましたけど、自分たちの位置、やりたいサッカーに自信が持てた」と試合の内容を前向きに捉えた。その上で「自分の仕事、求められていることもある。全員が攻守にいかに共通意識を持つか」と今、代表に必要なことを口にした。そしてサポーターに向けて「本戦まで時間がある。信じて戦って欲しい」と日本のサポーターに呼び掛けた。