ベルギー遠征を1敗1分けで終え、MF長谷部誠主将(34)は危機感を募らせた。

 ウクライナ戦後、「結果、内容ともに厳しいものになった」と切り出し、「(W杯に出場しない)マリ、ウクライナのクオリティーは自分たち以上。本戦で戦う相手はさらに強い。個々のレベルアップが必要だと全員が感じていると思うし、厳しい現実を突きつけられた」と表情を曇らせた。

 この日は自身もミスが目立つなど精彩を欠いた。ベルギー遠征を終えた手応えについては「このようなゲームをした後なので難しいですけど、もちろん結果として今日は負けてますし、良かった点を探し出すのは難しい」と話した。

 最後にサポーターへ向け「とにかくW杯まで時間がないですから、ここでしっかりとまたチームとしてひとつになってやっていかないといけないですし、こういう結果の時にあんまり多くのことを語るのは難しいですけど、チームとしてしっかり前をむいてやっていきたいと思います」と話した。