日本代表の西野朗新監督(63)が14日、就任後初の視察先としてJ1リーグのセレッソ大阪-FC東京戦(ヤンマー)を訪れた。

 自ら愛車を運転してキックオフの約30分前に会場入り。兼任コーチとして入閣させた東京五輪代表の森保一監督(49)とともに、ダンディーな白シャツ姿で関係者席から展開を見守った。

 C大阪は代表常連のMF山口、FW杉本が先発、MF清武が途中出場した。東京はDF森重が負傷でベンチ外。前体制のハリルジャパンに招集されたことのあるGK林、DF室屋、MF高萩、FW永井らが先発した。試合は後半29分にC大阪FW高木が決勝点を奪ってC大阪が1-0で勝利を収めた。

 西野監督は試合後、取材に応じた。個人評価については「選手1人1人のコメントは控えたい」。ゲーム展開については「非常にタイトな日程の中で、両チームとも選手をやりくりした中で、こういう展開になった中で、お互いに主導権を握らせない中盤の攻防は良かった。ただ、ゴール前のアタック&ディフェンスはあまり激しくなかった」と話した。

 選考基準については「いま状態が良い悪いではなくトータル的に見たい」。翌15日のJリーグは視察しないが「全部、映像で」と説明して会場を後にした。