日本代表の西野朗監督(63)が28日、DF吉田麻也がプレーするサウサンプトンの本拠地でのボーンマス戦を視察に訪れた。

 27日に都内で行われたハリルホジッチ前監督の会見については「その場にいなかったので」と少し困惑した様子を見せながらも「自分たちのなかでは、しっかりサポートをしたつもりでいる。彼が不十分だったと言うのであれば、そうだったかもしれない。もっと助けられれば、と思いました。今はもう会長が言っている通り、前へ向かっていくしかない」とぶ然とした表情で話した。

 今回の解任劇について、海外リーグでプレーする選手たちが理解して前に進めるようにすることも今回の欧州行脚の目的の1つ。「特に海外組はいろいろ心配しているところもあると思う」と選手の心中をおもんぱかった指揮官は「代表に関しては、混乱しているところもあると思う。そういうところを整理してあげたい」と話した。