日本代表の次期監督に、U-21(21歳以下)日本代表の森保一監督(49)の就任が26日、決定した。

 同日、都内で会見を開いた森保新監督は、今後、やらなければいけないことに挙げた世代交代と世代間の融合について「世代交代は必ず必要になってくると思っていますが、ベテランを招集しない、若い選手を経験の意味で使うのではない」と、ベテランを冷遇する考えはないことを強調した。

 森保新監督は「経験を積んだベテランの選手たちが持っているものを、次の経験の浅い選手に伝えてもらうことをA代表でして、東京オリンピック代表選手からA代表に行く選手もいて。その下からオリンピック代表にも招集できる選手が新たに出てきて、東京オリンピック代表に融合する」と才能のある選手を下から引き上げていく考えを示唆した。そして「A代表と東京オリンピック代表、その下のカテゴリも年代の代表がちょっとずつ、融合できるのではないかとお話しさせていただきました」と、ベテラン切りではなく、下からの引き上げに主眼があることを重ねて口にした。

 そして「世代交代、選手交代は言葉ありきではなく、走れる選手、実力のある選手が残る。世代競争は、やっていかなければいけないが、年代間を融合し、新しい代表を作りたい」と語った。【村上幸将】