アビスパ福岡が5試合ぶり3勝目で9位に浮上した。FWシャハブ・ザへディ(28)が約70メートルのミラクルゴールで決勝点を奪った。

前半22分、自陣でのパスをワンタッチで収め、次の瞬間すばやく左足を振り抜いた。「GKの位置は見ていた」といい、前に出すぎていた相手GKの頭上を越えて無人のゴール左上に吸い込まれた。

これで8戦6発と絶好調だ。ここまでの超ロングシュートは「サッカーキャリアで3回目。うまく決まった」という。長谷部茂利監督(52)も「信じられないゴールだった」と驚く値千金弾だ。この日のシュートわずか1本で勝利に導き、元イラン代表は「得点が勝ちにつながり、うれしい」と喜んだ。

ただ、長谷部監督が「ずっとワンサイドゲームだった」と相手のパスワークに翻弄(ほんろう)された点は反省点だ。それでも、堅守で耐えに耐えて生まれた得点には大きな価値がある。「守備が点を取るまでのひとつのポイントになった」と指揮官。強みの守りから引き寄せたゴールでもあった。

【動画】福岡シャハブ・ザヘディが超絶ゴラッソ 自陣からスーパーロング弾

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