日本サッカー協会(JFA)は6日、北海道で最大震度7を観測した地震の影響で、7日の国際親善試合チリ戦(札幌ドーム)を中止すると発表した。会場内で午後1時から関係者が会議し、まず、この日午後に予定していた日本代表とチリ代表の公式会見、公式練習の取りやめを決定。さらに午後4時から東京・JFAハウスで開催可否を決める最終協議があり、試合の中止が決まった。

札幌ドームでは6日午前は自家発電によって電気を使用できる状況だが、午後には使用できなくなる見込み。また、ドーム内に目立った異常などは見当たらないが、点検を続けている状況という。

札幌市内に宿泊している日本代表の選手・スタッフは、地震発生後の午前4時前から余震警戒の避難命令を受け、低層階の食事会場に集合した。日本協会の広報担当者によると、6時ごろ自室に戻り、ホテルの自家発電が復旧した8時ごろからパンなどコールドミールの朝食を摂取。午後1時から食事会場で温かい昼食を取ったという。

この日、札幌入りを予定していたスタッフは新千歳空港の全便欠航により移動できていない。現地のスタッフらで停電解消、公共交通機関の運転再開のめどなど情報を集めている。