サッカー日本代表MF遠藤航(25=シントトロイデン)が13日、成田空港からベルギーのブリュッセルへ出国した。

6月のW杯ロシア大会ではメンバーに選出されながら出場機会がなかった遠藤だが、森保一監督(50)率いる新生日本代表の初戦となったコスタリカ戦(パナS)では本職のボランチで先発出場。1対1でのボール奪取や相手の縦パスを潰すカバリングなど、持ち味である守備力の高さを示した。チームも3-0で快勝し「若い選手の力を見せることはできた。W杯に出ていた選手にプレッシャーを与えることができたと思う」と前向きに話した。

シントトロイデンではボランチで主力の座を手にしている。「そこが自分にとっては重要なところ」と話した。センターバック、サイドバックもこなす守備職人だが、移籍前の浦和レッズでは最終ラインに入ってプレーすることが多く、代表で急に中盤のボランチを務めることに難しさも感じていた。クラブで普段からボランチでプレーしていれば、DFへの配置転換にも対応しやすいという。森保ジャパン初戦で、シントトロイデンでの積み重ねに手応えは得た。次はチームで不動の地位を築くことに力をそそぐ。