MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)が、鮮やかな連係から自身の森保ジャパン初ゴールを決めた。後半27分から出場した1分後。右サイドから南野、堂安とつながれたボールに左サイドから走り込み、右足でゴール左隅に蹴りこんだ。「得点できてよかった。みんなが自分のいいプレーを引き出してくれる。チームメートに感謝している」と笑顔を見せた。

森保ジャパンの新たな攻撃の軸として期待される“三銃士”が絡んで生まれた初めてのゴールに。「ゴールに向かう連係の形は少しずつ見えてきている」と南野が手応えを語れば、堂安も「(南野)拓実君が出してくれると信じて走ったし、(中島)翔哉くんが走ってくれると信じて出した」。新チーム発足から間もないが、早くもあうんの呼吸が生まれている。切れ味抜群の攻撃を中島が仕上げ、3人が輝きを放った。

▼最速ゴール 後半27分に途中出場したMF中島が1分後の28分に得点。日本代表の国際Aマッチで前半1分のゴールは過去に6度記録されているが、途中出場からわずか1分での得点は、01年8月15日オーストラリア戦の中山雅史(磐田)以来17年ぶり2人目。中山は後半20分に出場して同21分にPKを決めた。