日本代表DF吉田麻也主将(30=サウサンプトン)が21日、代表活動を終えて英国へ戻るため、中部国際空港を出発した。

森保ジャパン発足から5試合を負けなしで終えた。来年1月のアジア杯(UAE)は、吉田が長く見据えてきた大会だ。「アジア杯を取り戻すことは、ワールドカップ前から考えてきたこと。必ずやらなければいけない」。5大会ぶりに準々決勝敗退に終わった前回大会の悔しさが消えることはない。2大会ぶり5回目の優勝は重大使命と捉えている。

新チームで初めて臨む国際大会。「優勝が求められるプレッシャーの中で勝つ力をつけないと」。追われる立場で対策されながら勝利をつかむ難しさも分かっている。国際親善試合とは異なる試合展開になることも想像がつく。

だからこそ、ここまでの結果で表情を緩めることはしない。「チームがいい状態で臨めることが大事。自分もチームで試合に出て、コンディションがいい状態で大会に向かいたい」。そう言葉に力を込め、機上の人となった。