日本代表DF西大伍(31=ヴィッセル神戸)が、11年6月1日の国際親善試合ペルー戦以来の代表戦でフル出場を果たした。

「落ち着いてましたね。ホームでできるのが、落ち着く要因になった」。今季から移籍した本拠地で心地よくプレーした。「守備に追われる時間は少なかったから」と右サイドを駆け上がり積極的に攻撃参加。MF宇佐美とポジションチェンジしながら連動し「(宇佐美と)代わりながら混乱させられればと。大きく崩す場面は少なかったが、前半に相手を動かしたのが後半に生きた」と話した。

代表招集は17年12月以来だが、当時は負傷で辞退した。久々の代表戦だったが「(感慨は)特になかった」と冷静だった。代表発表の際も「いつの間にかフィールドプレーヤーで最年長になっていた」。期待された立場を理解し、臨んだ試合。31歳の最年長らしい存在感は示した。

 

▼日本代表ブランク出場 DF西大伍(31=神戸)が、代表デビュー戦だった11年6月1日のキリン杯ペルー戦以来、2855日(7年298日)ぶりに国際Aマッチに出場。04~09年のMF石川直宏の2072日(5年245日)を抜いて、Jリーグ発足後の最長ブランク出場記録となった。戦争による中断期間を挟んだケースを含めると、40~54年のFW川本泰三の5019日(13年271日)が最長。