日本代表に招集されなかったサウサンプトンのDF吉田麻也(30)は23日、都内で行われた契約するミズノ社のイベントに出席した。同社と契約する鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンドトーレスとともに登場。代表では主将を任されているが、今季終盤に肺炎を患った影響でコンディションが整わず、今回は外れた。

体重は6キロほど減り、帰国後は実家のある長崎でリハビリも兼ねたトレーニングを行っている。「日常生活に支障はないが、トップパフォーマンスを出すにはまだ時間がかかる。今は我慢の時。いい状態で開幕から(クラブで)試合に出て、9月のW杯予選で日本の力になるために準備したい」と切り替えた。

3月の国際親善試合もクラブでの活動に専念するため、招集は免除された。1月のアジア杯以来、半年以上代表から離れることに「寂しいですね、正直」と漏らした。17歳のMF久保ら若手が多く選出されたことについては「ここからが本当の勝負。自分も負けないように、ピッチ内外での価値を証明していけるように頑張ります」と意気込んだ。【松尾幸之介】