14日に開幕する南米選手権に招待国として出場する日本代表が11日、ブラジルに向けて出発した。トゥーロン国際に参加中のMF伊藤達哉を除く22選手が、成田空港発の航空機に乗り込んだ。

森保一監督(50)は出発前、集合場所のホテルで報道陣に対応した。開催地のブラジルに行くのは実質初めてで、「去年の3月にパラグアイに行ったんですけど、トランジットでサンパウロに寄っただけです。(現役時代も)ないです。試合はもちろんですけど、サッカー文化に触れることができればと思います」と話した。

日本代表のメンバーは、東京五輪世代の若手が中心。17日にチリ、20日にウルグアイ、24日にエクアドルと対戦する。「厳しい環境の中でやることが必ず彼らの成長につながると思っていますので、すべての選手に南米選手権での経験を次の成長につなげてもらいたい。ただ経験しに行くだけで大会に参加しようと思っても、より多くのものを吸収することにならない。まず勝利にこだわっていくということをやりながら、学ぶだけでなくて、自分たちが何をできるのかを選手に考えてもらって大会に臨めれば。目の前の一戦に、今のチームの中で持っているパワーをすべてぶつけられればと思います」と意気込みを語った。