日本代表の森保一監督(51)が6月30日、オンラインで取材に応じた。東京五輪代表の監督も兼任する同監督は、再開したJ2の千葉-大宮戦と京都-磐田戦を視察。本来なら試合後に取材に応じるが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日をあらためた。

約4カ月ぶりのJリーグ再開を試合会場で迎えた思いを「視察に行って思ったことは、またサッカーができる喜びや幸せを感じてその場にいるんだなと、選手もサッカーができる喜びや幸せを感じながらプレーしていると感じました」と語った。

ひと足早く再開した海外リーグで活躍する日本人選手も、代表スタッフとともにチェックを続けている。「誰がと言うことではないが、難しい状況の中でも我慢強く、辛抱強く自分のやれることを準備している。日本人の選手たちは気持ちを整えて、難しい状況でもトレーニングをしっかり積んで、高いパフォーマンスを見せているなと思っている」とほおを緩めた。

東京五輪代表の活動は未定だが、新型コロナウイルスの影響で6月から無期限延期となっているトゥーロン国際の大会本部から、12月に開催する同大会の招待レターが届いている。森保監督は「選手たちには常に高い目標を持ってもらえるように、東京五輪であれば北中米以外は出場国は決まっていたわけで、欧州や南米予選の映像はある。(他)チームの戦い方を編集して、これだけ高いレベルの中で戦っていくんだよというようなメッセージというか、五輪への意識を持ってもらう、刺激になるようなことはやっていきたい」と語った。【浜本卓也】