オランダ・ユトレヒトで合宿中の日本代表GK権田修一(ポルティモネンセ)が出場機会を求め、移籍も検討していることを示唆した。

7日にオンラインで報道陣に対応。ポルトガルリーグでは今季開幕から3戦連続でスタメンを外れ、ベンチ入りも1試合のみ。昨季はリーグ終盤にかけて14試合に出場し、レギュラーをつかんだとみられていたが、今季は26歳のブラジル人GKサムエルが先発起用されている。

所属クラブで出場していなければ、今後継続した代表招集が危うくなる可能性もある。ワールドカップ(W杯)出場を意識する権田は「今季の状況は、どこからどう見ても良い状況ではない。昨季は半分ぐらい試合に使ってもらったが、今季はボクよりは若い選手が出ている。監督に説明を受けていないのでどういう状況かはわからないが、ボクはとにかく自分のやることをやろうと思いながらやっている」と現状を説明した。ポルトガルを含め、主要の欧州市場は10月5日で移籍市場が閉じた。しかしJリーグは今年に限り、10月30日まで移籍可能の特例措置がある。

9月にはポルトガル紙でJリーグからオファーが届いたとの報道もあった。権田は「状況的には良くないのはみなさんも感じていると思うし、ボク自身も分かっている。欧州市場が閉まったが、日本は今月いっぱい開いています。ちょっといろいろなことを考え、何が自分にとってベストなのか考えないといけない」と心境を口にしていた。