オーストリア遠征中のサッカー日本代表(FIFAランク27位)は、MF南野拓実のPKからの決勝点でパナマ代表(同77位)に1-0で競り勝った。森保一監督は出場機会の少ないDF板倉滉、MF三好康児らを先発起用し、チーム全体の底上げを狙った。

着実に勝利を手にした森保監督は試合後、いつもの冷静な口調で語った。

「選手を大幅に入れ替え、戦術的なところもシステムを変更してトライして、合わないところもあったが、選手たちが粘り強く戦って時間を追うごとに良くなった」

攻撃の連係を強く意識し、流れからの得点を狙ったが、チャンスはありながらゴールは奪えず。それでもPKにつながる1点は、MF久保建英のスルーパスに南野拓実が鋭く反応したもの。今後への収穫はあった。

森保監督は「無失点で勝つことができて良かったが、1-0から2-0、3-0にできる局面もあった。しっかり仕留めることを課題として考えていきたい」と次のメキシコ戦に向けて改善を誓った。