日本サッカー協会(JFA)は10日、関塚隆ナショナルチームダイレクター(60)が11月をもって退任したことを発表した。

関塚氏は12年にU-23日本代表を率いてロンドン五輪でベスト4入りを果たした。ハリルホジッチ氏が日本代表監督を解任された18年4月には、後任指揮官となった西野朗氏に代わって技術委員長に就任した。今年3月からは、東京五輪世代を含めた日本代表全般の強化に携わるナショナルチームダイレクターを務めていた。

関塚氏は「約3年という期間でしたが、A代表をはじめとする代表チームの強化、世界への挑戦。そして日本のサッカーを育てていく指導者の育成に携わることができたことを誇りに思います。これからも日本サッカーがより発展していくために、微力ながら違う形で貢献していきたいと思います」とコメント。

JFAの田嶋幸三会長は「18年W杯ロシア大会直前に西野監督に交代した際、関塚さんが技術委員長を引き受けて日本サッカー協会や日本代表チームを支えてくださり、あらためて感謝の気持ちを申し上げます。本人から退任のお申し出があり、反町技術委員長も含めてご本人ともお話をし、最終的に退任されることを認めることになりました。これまでの日本サッカー協会に対する大きな貢献に感謝するとともに、今後も引き続き、サッカー界に力を貸していただきたいと考えています」とコメントした。