韓国を完封した主将のDF吉田麻也(32=サンプドリア)は「試合が終わってこんなにホッとするの、久しぶりだな、っていうくらいホッとしてます」と勝利に胸をなで下ろした。

先発で代表デビューしたDF山根が得点するなど、新顔が活躍した。「新しい選手も結果を出したし、いつもいるメンバーも安定したパフォーマンスを出せた。これから韓国との試合のような一進一退の試合がでてくる。すごくいい準備になった」と、W杯を懸けたアジアの戦いを見据えて、手応えを口にした。

実際に韓国とはW杯アジア最終予選で対戦する可能性があるが、吉田は「そんなに甘くない。韓国も意地があるだろうし、予選は全く違うものになる。FW孫興民が来たら全く違うチームになると思う」と、勝っても警戒を解かなかった。

試合前の取材では「日本代表で戦う以上、最も大事な試合。このメディア対応を通じて(チームメートに)韓国戦の重要性に気付いてほしい」と話していた。試合を終えて「ここで結果を出せなければ男じゃない、というプレッシャーがいつも以上にあった」と吉田。「韓国も難しい状況の中で、賛否両論ある中で日本に来てくれた。この試合を開催できたのがまず良かったし、なんとか面目を保ったかな」と、安堵(あんど)の言葉がこぼれた。

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