日本代表の森保一監督(52)が6日、7日のワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選・タジキスタン戦(パナスタ)に向けオンライン取材に応じ、3日のU-24日本代表戦からメンバーを変更することを示唆した。

指揮官は「どの程度か分からないですけど、メンバー変更して臨もうかなと思っています」と話し、今後の3試合に向け「公式戦の舞台でチームコンセプトがより浸透していくよう、勝利とチームの底上げ、経験値を上げていくことを考えていきたい。経験の浅い選手にはできるだけチャンスとなるような機会を与えていけたらと思っています」と話した。

最終ラインは、U-24日本代表にオーバーエージとしてDF吉田、酒井が招集され、A代表で定位置をつかんでいるDF冨安もU-24の日本代表チームに入っている。森保監督は、新戦力のセンターバックに求めることに「まずは個で止めること」と挙げた。その上で、前日のU-24日本代表のガーナ戦での吉田と冨安の攻撃の組み立てについて挙げ「冨安と吉田は攻撃の組み立てにたけている。2人とも昨日の試合もそこを見せてくれていた。DFラインからボールに関わって攻撃の起点になることはトライしてくれている。センターバックは守備の選手。相手の攻撃を個で止める、攻撃の起点になれることを見ていきたい」と話した。

また、前線では、U-24日本代表との試合で主将を務めたFW大迫勇が、左足の内転筋の違和感を訴え、5日は別メニュー調整だった。指揮官は「多分、(出場は)難しい」と明かし、1トップでも新しい選手が入るのは確実だ。

W杯アジア2次予選は無失点で全勝中。森保監督は「今、全勝できている無失点でW杯予選を終え、最終予選につなげたい。代表の常連がオーバーエージでU-24に行っていますが、チーム力を上げるチャンス。積極的にトライしてほしい」と話した。