日本代表DF小川諒也(24=FC東京)が9日、左サイドバック生き残りへの意気込みを語った。大阪で合宿中の同代表は、11日に国際親善試合セルビア戦(ノエスタ)を迎える。小川は「今回の中で一番レベルが高く、激しい試合になる。攻撃の部分では、自分は左利きで独特のボールの持ち方もあるし、貢献の幅も広がっていくはず」と、大一番へ闘志を燃やした。

今回の代表に入った左サイドバックは、長友佑都(34=マルセイユ)と佐々木翔(31=サンフレッチェ広島)を含めて3人。

セルビア戦は長友か小川の先発になる見込みで、国際Aマッチ出場は3試合と経験の少ない小川は「自分としてはまだまだ満足していない。(U-24日本代表、タジキスタン戦は)途中出場なので結果に貪欲に行きたい」と、3月30日モンゴル戦以来2度目の先発に備えている。

長友からは今回、多くの助言を受けたという。「スピードの部分はすごく言われる。単純なスピードの部分や、判断のスピードをもっと上げていかないといけない。トラップする前からいろんなビジョンを持っていないとと、すごく言われる」。9月のワールドカップ(W杯)アジア最終予選でメンバー入りするためにも、セルビア戦と15日の同2次予選キルギス戦はむだにできない。