10日になでしこジャパン(サッカー女子日本代表)と対戦するウクライナ代表は9日、オンラインで前日会見を行った。ジンチェンコ監督は「日本のようなすばらしいチームとの試合は重要で、選手にとってもスタッフにとっても、貴重な経験になる。招待していただけてうれしい。リスペクトをもって、チームで戦いたい」と話した。

FIFAランク11位の日本に対して、ウクライナは31位。東京五輪で宿敵の英国と戦う日本にとって、同じ欧州勢との貴重な実践の場になる。

またジンチェンコ監督は、五輪を控える日本の検疫体制を憂慮した。ウクライナ代表は選手21人とスタッフ8人の計29人で、7日朝に来日。空港での検疫に約2時間かかったと明かし、「五輪でもっと多くの人が来たときにどうなるのだろうかと危惧しているが、日本のみなさまのことなので、立派に検疫体制を確保できると思う」とフォローした。

現在はバブル空間で過ごしているウクライナ代表。指揮官は「空港で疲れた。これから日本のみなさんは大変だと思い、同情している」と、五輪を控える日本を思いやった。