サッカーのワールドカップ（W杯）アジア最終予選のサウジアラビア戦（10月7日）、オーストラリア戦（10月12日、埼玉スタジアム）に臨む日本代表が28日、発表された。森保一監督（52）はオンライン取材に応じ、上位2チームとの対戦に「最大の勝ち点をつかみとれるように全力を尽くす」と意欲を口にした。一問一答は以下の通り。

－中国戦から5人メンバーが入れ替わっている。5人のメンバーに期待することは？

森保監督　まずは新しく加わってくれた選手たちには、個々の良さを最大限に発揮しながら、チームとして連携連動して戦えるようにという部分で、自分の良さを発揮しながらチームとして組織的に戦えるようにやってほしい。新たに見えるメンバーかも知れませんが、これまでの活動にいたメンバーですし、少しでも早く、チームになじんでもらって自分の力を思い切り発揮できるようにして欲しいと思います。我々はこれまで、スカウティングを重ね、一緒に活動してきたメンバーなので心配はしていませんが、より自分の力を発揮できるようにチームになじんで欲しいと思います。

－10月、いきなり正念場の2試合。その中で、9月に呼んでいなかったメンバーは使いづらいと思うが、監督としてはをいきなり起用の目算はたっているのか。

森保監督　選手をどう起用するかというのは、もちろん試合の流れ、状況で使ってあげられる選手、そうでない選手が出てくるが、招集した選手に関しては、これまでも見てきていますし、一緒に活動してきていますので、起用については全く問題ないですし、心配はしていません。周りとの連係連動に関しても、これまでの経験だったり、活動期間で、すり合わせをしてもらえれば、本人の力は十分に発揮できると思います。今回、招集できなかった選手も含めて、これまで代表のラージグループとして多くの選手を招集させてもらいながら、チームとしてだれが出ても機能できるように準備してきたと思いますので。今回は10月の戦いにおいてベストの布陣ということで、全員が自分の持っている力を発揮してくれると思います。

－田中碧に期待すること

森保監督　まずはアグレッシブにプレーできる選手ですし、攻守で絡める選手ですので、良さを練習からアピールして欲しい。既にA代表の経験もありますが、A代表で定着していくために経験の浅い選手ですので、自分がポジションをつかみとるハングリーな気持ち、アグレッシブな気持ちを見せて欲しい。

－森保監督に。サウジアラビア、オーストラリア、上位2チームの印象は

森保監督　サウジアラビアもオーストラリアも非常に力のあるチーム。アジアのトップを走る力のあるチームだと思っている。最終予選に出てきているチームはどのチームも強いですけど、今までの経験を踏まえたときに、彼らは力を持っていると思っています。今回の対戦においての印象ですが、非常に攻撃的なチームであることを感じていますし、非常にアグレッシブに戦ってくるチームと、彼らの試合を見た上で感じているところです。