森保ジャパンが崖っぷちで踏みとどまった。日本(FIFAランク26位)はB組首位のオーストラリア(同32位)に2-1で競り勝った。前半8分、先発に抜てきされたMF田中碧(23)が先制。同点に追いつかれたが、後半40分にMF浅野拓磨(26)が相手のオウンゴールを呼び込み、勝ち越した。引き分け以下なら進退が問われた一戦で、森保一監督(53)は陣形を4-2-3-1から4-3-3に変更。積極的な采配が功を奏した。勝ち点を6に伸ばし、自動的に出場権を得られる2位以内へ望みをつなげた。

   ◇   ◇   ◇

GK権田修一は最少失点に食い止めた。1-0の前半41分、相手シュートをはじきポスト直撃も、ゴールを許さなかった。

直接FKは決められたが、逆転させず2試合ぶりの勝ち点3。「僕自身、0に抑えられなかったことが悔しさで残るタイプ。止めた場面は与えられた仕事だと思っている」と頼もしかった。

【関連記事】W杯予選 日本ーオーストラリア詳細ライブスコア