日本がオーストラリアとの競り合いを制し、通算2勝2敗とした。森保一監督(53)との試合後の主な一問一答は次の通り。

 

-日本は2点とも相手のサイドバックの裏から得点機が生まれた

森保監督 我々のつけいる部分でいくと、相手のサイドバックは高い位置を取ってくるので、ボールを奪ってからスペースをついていけるのではないかと分析していた。得点はその狙いもそうだが、1点目の積極的な(田中)碧の飛びだし、それまでのチームの守から攻へのつなぎ(がよかった)。2点目は我々の思っているスペースの中で、(浅野)拓磨がゴールに向かう自分の特長を発揮してくれた。

-進退報道があった中ではね返した

森保監督 進退に関しては、特に今日の試合だけにかかっているとは思っていない。代表監督に就任してから毎試合、試合後には監督の道が続くのか、終わるのかという議論になっていると思っている。今日の試合が特別、自分の進退について考えることはなかった。

-ボランチに田中、守田を起用した

森保監督 まずは2人ともこれまでの代表活動、今回の活動の中で練習でもいいプレーを見せてくれて、守田に関しては直近のサウジアラビア戦の途中出場で非常にいいパフォーマンスを見せてくれていた。まずは2人の調子を見て先発で考えた。形としては我々のよさを出すために、オーストラリアとのマッチアップを考えた時に我々のよさを出せるように、相手のよさを消せるように考えた。

-同点の後半40分に柴崎を起用した意図は

森保監督 まずは守田に代えるか、(田中)碧と代えるか彼らの疲労度を見ながら、試合の流れを見ながら決めていこうかということで、守田がすべて出し切ってくれていたので体力的なことで交代を判断した。同時に終盤の勝たなければいけない状況で(柴崎)岳が持っている攻守をつなぐ能力、彼は守備から攻撃にいいかかわりをしてくれるだろうということで送り出した。

-スタンドに声をかけていた

森保監督 まずは今日の試合の応援をありがとうと、みなさんに叫ばせてもらった。ホームの戦いでスタジアムに入る前からサポーターが出迎えてくれて選手を勇気づけてくれた。厳しい戦いだったが、最後まで選手が勇気を持って踏ん張って戦えたのは、後押しがあったからサポーターにお礼を伝えた。これからW杯出場権をつかみ取るために、厳しい戦いがまだまだ続くので一緒に戦ってください、カタールに一緒に行きましょうと話をさせてもらった。

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