来年1月21日に行われる国際親善試合キリンチャレンジ杯ウズベキスタン戦(埼玉)に向けた日本代表メンバー22人が7日に発表された。

この日オンラインで行われた記者会見に出席した森保一監督(53)の主な一問一答は以下の通り。

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-選考のねらいと、最終予選への絞り込みの部分で選手に期待すること

森保監督 この試合をいい準備として、最終予選に向かうコンディションを上げる。初招集や久しぶりの選手も数多くいる。常連組には、まず自分のことをしっかりやってもらいつつ、経験の浅い選手に伝えていってほしい。国内組で構成されることはすごく楽しみ。海外にも多くの選手が活躍しているが、Jリーグで活躍する選手にも、まだまだこんなにいい選手がいるというところを、この試合で見せてほしい。結果と内容を持ってウズベキスタン戦を見る人に、日本の選手層は厚いなと思ってもらえるように戦いたい。

-GKが2人。通常は3人だが

森保監督 親善試合は1試合。2試合ならば通常通り交代枠の選択肢が増えるので招集すると思う。紅白戦を含めて余剰が出ないようにということで、2人にした。Jリーグは始動のタイミングであり、余剰に預かるよりもクラブでしっかりポジションを取れるように活動してほしいということも含めてこのメンバーにした。

-4人が初選出。場に慣れてほしい?それとも即戦力としてか

森保監督 両方。成長につなげてもらいながら、クラブで大きな存在感を放っていて、代表としても戦力になってもらいたいと考えている。トレーニングは競争の場なので、そういう思いで招集している。練習でパフォーマンスを見せてもらえれば、試合の起用はつかみ取ってもらえる。

-過去に「序列はあるが絶対ではない」と言っていた。序列を崩せる選手が入っているか

森保監督 入っている。選手たちの生き残りについてはパフォーマンスにかかっている。プラス、これまでの活動も含めて総合的に見たい。序列を崩すという意味で、経験の浅い選手が割って入ることは十分にある。

-コロナ禍で最近ではなかなかなかった練習時間と親善試合。やりたいことや試したいことは

森保監督 練習の回数も、普段なら調整を除くと1回練習して公式戦という日程がここのところ多かった中で、練習をする機会がしっかり持てる。コンセプトを選手に分かってもらいながら、試合に向かうことはやっていきたい。選手の個の力を練習で存分に発揮してもらいたい。個の大きさが結集して日本の組織力につながっていく。特に初招集であったり久々の選手には、自分たちの力を思い切って出してもらいたいし、成長しているところをたくさん見せてほしい。

-最終予選で一気に起用はできないだろうが、ザックジャパンでも最終予選後に初招集された複数選手がW杯にいっている

森保監督 W杯をつかむために継続路線は間違いなくベースとしてあるが、新しく加わる選手たち、間が空いて招集する選手たちは、我々が日ごろの彼らの日常の活躍を見て、代表に入れるだろう、将来の戦力として成長してくれるだろうという見方のなかで招集している。発見発掘、力ある選手を組み込むことにトライしたい。新戦力はいつでも融合できるように幅広く見たい。